事業報告
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行財政のスリム化を徹底し、新しい事業の資本を創り出します。

【市長】はい、行財政のスリム化を徹底して新しい事業の資本を作り出しますということであります(※スライド56)。三好市は平成18年の合併をいたしました、しかし厳しい財政状況にはかわりがございません、行財政が極端に改善されるわけでもございません。そのような中から公約9ではこの様なことをいたしました。
まず公約9の1(※スライド57)市民の目から見た見直しも早急に必要かと考えまして『 行財政改革市民会議 』(仮称)を早急に設立し市民の目から見た事務事業の見直しを行い、徹底した行財政のスリム化を行ないますといたしました。合併した当初の18年7月に公募により応募されました方をはじめとする市民主体の行財政改革推進委員会を立ち上げまして18年度中には12回の会を、これもほとんど市民の皆様の夜間の会合でありました。昼間忙しい、昼間は仕事があるということで夜間開催をしていただきまして12月には市に対しまして行財政改革とか定員管理とか、財政の健全化など7項目に渡っての答申書を出していただきました。私どもはそれを実現できるよう平成19年3月に三好市行財政改革推進計画いわゆる集中改革プラン、いつまでに何をするかという計画を策定をいたしました。
この集中改革プランにおきましては平成21年までの計画でありまして、この中で68項目にわたる取り組みを示しておりまして、期待される効果としましては三年間で6億5000万円あまりを削減しようという計画であります(※スライド58)。予算の歳出決算規模もですね合併のときは317億円あったわけですが平成19年昨年度は248億円と約70億円減っておりましてスリム化効率化も推し進めておるところでございます。また市が行ないますいろんな事務事業がですね約700あると今計算をしておりまして、このすべての事業について目的が妥当であるかとか、それが有効であるとか、効率的に運用してるか、市民にとって公平性は保たれてるかとか言うような視点からですね点検をし、そしてそれを評価するような事務事業評価制度というんですがこれを昨年から始めておりまして、より効率化を図っております。最初にお話をしました市民主体の行財政改革推進特別委員会におきましては、集中改革プランの進行管理とかですね、実際それはうまくいってるのかと、ちゃんとやってるのかと、いうようなことなど、次期計画に向けて意見の集約というものも行なっておりまして、平成21年から次期計画に提言を頂くということにしております。
公約9の2(※スライド59)でございますが、合併協議会で確認をいたしました市職員の削減これに触れておりまして合併協議会で確認された職員削減計画を実行し、人件費の削減をしますというふうにしております。これは原則6人退職して1人しか雇いませんよというようなことであります。平成18年4月の職員数が569人ございました。そして平成20年、翌々年の4月には539人の約30人減っておりまして、その内訳はですね34人退職してそのうち4名新規に採用いたしましたので30人ということになります。このことに伴いまして、人件費も17年の25億8000万円から19年度には23億6000万円、約2億1000万円弱減っておるところでございます。また19年に私をはじめとする特別職の給料、私は15パーセントというようなことをカットいたしました。また管理職課長以上部長さんの管理職手当ても20パーセント削減いたしまして、職員給与のカットが約1億円あまりというふうになっております。
次に公約9の3(※スライド60)補助金等の見直しを行なって効果の薄いものは削減する、必要なものは厚くするメリハリを付けた補助金制度を確立しますとかかげております。このことは合併協議会の中でも申し送りを頂きました、それを受けまして私どもが作った行財政改革本部で補助金検討部会という特別に補助金を検討する部会にいたしました。補助金につきましては皆さんご参加のさまざまな団体でですね補助金を削減されたり減らされたりということもあろうかと思いますが厳しい財政状況でございますのでぜひその支援方針をご理解を頂いて御協力を頂きたいというふうに考えます。
公約9の4でございますが(※スライド61)職員の研修制度を確立して人材の育成をするということにしております。このことにつきましては、いろいろ市町村のアカデミーとか国際文化研究所、徳島県にもあります自治研修センターこういういろんなところへも積極的に研修に派遣しますし、市独自におきましても職場の活性化の意識啓発研修であるとか、接遇、市民の皆様への対応の仕方などを研究や勉強したりするという機会を設けておりまして積極的に取り組んでおりますと同時に、国土交通省へ職員を1年間、また経済産業省におきましては2年間、徳島県におきましては、それぞれいろいろあるんですが3から4つの機関へですねそれぞれ1年単位で派遣したりしながら上級期間への研修というものも取り組んでいるところでございます。
公約9の5になりますが(※スライド62)情報公開を徹底し市民にわかりやすい行政システムを作りますということにしております。このことは情報公開を制定をしまして市民の皆様がお聞きしたいこと知りたいことを積極的に公文書などを公開をする制度でございまして、市政への市民参加を推進できるというふうに考えております。ケーブルテレビ・ホームページ・市報などを媒介いたしまして情報公開に努めていますけどもこれらを見てくれなければいけません、しっかりとこれからも広報活動に取り組んでまいりたいと思います。これまでの9つのマニフェストで細やかな公約34項目について実施状況とか進捗状況をご説明申し上げたわけですが専門用語とかがたくさんありますので、それをいちいち解説をすると時間がかかりますからはしおらして頂きましたけども、この様に私ども検証をしながらですねマニフェストの実現を積極的に実現ができる方策というものを探りながら取り組んでおりますのでご理解を頂きたいと思います。

※スライド56

※スライド57



※スライド58



※スライド59



※スライド60



※スライド61



※スライド62





【コーディネーター】以上ですね非常に膨大な項目すべてご説明いただくには、ほんとに時間も足りないと思います、その中で走り走り市長にはご説明いただき大変申し訳なく思っておりますが、今いあった内容につきましてはですね、市のホームページとかいろいろな広報とかそういうところでも公表されておりますので皆様ご自身でもご確認をいただければというふうに思っております。それではただいまご説明を頂いた市長の選挙時の公約についてなんですけども市長自身にとって現時点でどれぐらい進捗状況があるのかということを市長ご自身に中間評価ということで今日は少し発表していただきたいと思っております。なので市長の自己評価というところのお話を聞いてみたいと思います。宜しくお願いいたします。

【市長】はい。私自らの自己評価ということでありますが三好市におきまして取り組んでいる状況や考え方をご説明申し上げました(※スライド63)、皆様が心配しているというような事もいろいろ頭をよぎりますし、ご説明の十分でないこともたくさんあるわけでございますけど、ここで三好市の財政状況というものを特にお話をさせていただきたいと思います。三好市が合併をしてからですね3年になりますけども合併当時いろんな行き違いがあるわけです。氏素性といったら悪いですが、街の村のいろんな形が違います、それらを一つ一つですね御理解いただきながら、糸をほぐすように整理をして今日まで2年半が過ぎました。これだけの大合併が進んだわけでありますので、その間大きな問題もなく順調に推移をできたというようなことは、これひとえに市民の皆さんの格段のご理解とご協力があればこそというふうに考えております。
そこで平成19年3月に市民の皆さんにご参加をいただいて、市民の皆様の視点で反映された市政の最上位計画、一番大事な計画でありますけどもこの三好市総合計画が作られました(※スライド64)。私はこの計画に基づいてですね、これから積極的に施策を展開して行くという気持ちを改めていたしまして、今年20年を実践の年18・19年は調整や準備、計画の年そして、いよいよ今年が実践の年と位置づけて展開をしているところでございます。先ほど申し上げましたように策定作業とさまざまな事業の推進におきましては、市民の皆さんの積極的な御参加を頂きました。官民上げて準備をして事業を実施して行くという、私どもの基本的な考えでありますので、それが一つ一つ実行できているという事を大変感謝もし、敬意を表するしだいでございます。この住民参加ということについて住民の協同のまちづくりを目指すということをこれからも進めてまいりたいと考えております。三好市におきましては、先ほども申し上げましたいろんな厳しい条件がございますが、市民と協同して継続性のあるまちづくりを進めていくことによってですね今まで以上に大きな三好市が実現できるものというように期待をするところであります。
そこで今日皆さんにお渡ししましたマニフェストの進捗状況を見ていただけたらと思いますが(※スライド65)、これまで34の公約項目についてですね実施状況を書いておりますが、完了が2事業です。全体の6パーセントぐらいですね、それから計画より前倒しで進んでいるのが6事業で17パーセント強、計画通り進んでいる事業が21事業で61パーセント、計画通り以上の事業が34事業のうち29事業で、全体で85.3パーセント占めておりますので順調にマニフェスト事業は推進をしているというふうに自己評価をしております。遅れている事業も5つあるわけですが、このことにつきましては4月に行なわれました部長との会議におきましても7月に6日間かけて行なったマニフェストの検証におきましてもですね公約の実現に向けて積極的に取り組んで行くように、私から具体的指示もしたところでございます。
最後になりますが、三好市が北海道の夕張市のように財政破綻を起こさないかという市民の皆さんのご心配もあろうかと思いますので、簡単にご説明をしたいと思います(※スライド66)。これまで地方自治体の財政が破綻するということについては、実質赤字比率というこれがですね、自治体の財政破綻を未然に防ぐために、新しい地方自治体の財政悪化をチェックするという新たな基準にこれ以外の4項目が加わりました。病院などの会計も含めました、連結実質赤字比率また借金返済の割合を示す実質交際比率、また第3セクターなどの借金も入れた将来負担比率、この4つの指標でですね、今年の4月から財政健全化法という新しい法律ができてですね、その健全度を図ることにいたしております。全体的に自主再建を促す早期健全化段階、国が関与して強制的に再建をさせる、いわゆる夕張市のような場合ですね再建段階を2段階に分けております。三好市の財政状況はこの指標により試算をしてみましてもすべての指標で財政破綻の心配はない、健全に保たれてる、将来においても心配のない財政計画を立てているところでございます。詳しくはですね10月号の市報に何ページ立てかで書きましたので、ぜひじっくりと見ていただきたいと思います。しかしいずれにしましても旧町村が積み重ねました、大きな借金があります、これは過疎法という法律に裏付けられて過疎債という、お金を借金してもそのうちの7割ぐらいは国が返してやるという、そういう約束の借金でありますので、それをほとんどの町村が適用しておりますので金額は大きいけど、中身はそれほど自らの財源を投入しなくてもいいというような制度を活用しております、しかし借金は変わりはございません、必ずそれは返して行かなければならない後年度いろんな負担が残らないようにですね、健全な財政運営をこれからも続けて行かなければいけないというふうに考えております。
ちょっと時間が延びたようでございますが、ご清聴いただきましてありがとうございました。


※スライド63





※スライド64





※スライド65



※スライド66























※スライド67


【司会】俵市長、中村様どうもありがとうございました。それでは、コーディネーターの中村様より総評を頂きたいと思います。

【コーディネータ】ただいまですね、非常に市長にはずっと立ちっぱなしでご説明を頂いたわけなんですけども、皆さんいかがでしたでしょうか。アンケートのほうにもご記入いただけましたでしょうか。こういった会っていうのはおそらく、三好市になったからはこういった市民がやる会はですね初めてだと思うんですが、これまで旧町村単位ででもこういった会に出席したことがあるっていう方どれぐらいいらっしゃいますか。すみませんちょっと手を上げてみてもらえますか、じゃあすみません今日初めてこられたという方どれぐらいいらっしゃいますか。はい、ありがとうございました。大半の方が今日初めて御参加いただいたということなんですけれども、こういった実にまじめな会って言うんですかね、地味な会っていうのは、なかなかこう市民の方にも関心を持っていただけないという傾向が実はあるんです。やっぱり話も難しいですし、ちょっと専門的な内容にもなりますので、なかなか関心が持っていただけないということもあるんですけども、今ご説明いただいた市長のマニフェストの検証、自己評価っていうのもしていただきました。さっきの説明でですね、こういったところを見ていきたいということを、私申し上げました、最初に市長のマニフェストが今現在皆さん知ってるかどうかと、或いは入手可能な状況にあるかどうかというこということなんですけども、選挙のときの公約ですね、パンフレットとかチラシとかそういったものを今ご自宅とかでですね持ってる方ってどれくらいいらっしゃいます。結構いらっしゃいますね、ほとんどの自治体では、ほとんどこういった方はいらっしゃらないのですけども、これだけいらっしゃるっていうのは非常に数は少ないんですけども三好市は稀なケースというふうに思いますが、大抵の方はですねそれでも今手が挙がらなかったということなんですけども、大体選挙が終わってしまうと、そのときその方がなにを言っていたかっていうのはですね、今時点で覚えてないし、それを見てみようと思っても持ってなければ、見れないっていう状況が普通なんですね、なので後ほど言うんですけどもこれからはですね、やっぱりさっきも言いましたマニフェストっていうのはみんなの物です。三好市全体のものなんですね、選挙のときは候補者のものなんですけども、選挙に勝った方そのマニフェストっていうのは三好市全体の政策になるんですね。ということを考えるとマニフェストが入手しやすい環境を整えていただきたいなというふうに思っています、ちなみにどういう事かと言いますと、お隣の四国中央市とかあるいは四国内でいうと松山とか西予市とか愛媛県が活発なんですけども、公職選挙法のいろんな抵触の関係もございますが、それでもですね抵触しない方法があるんですね、どういうことかというと市のホームページにですね市長のマニフェストって載せてるんですね、毎年毎年自分たちで評価したり、あるいはこうやって第三者から評価されたそういった記録をですね全部市のホームページに公開するんですね、これは選挙が近くなってやってしまうと公職選挙法上に抵触する可能性があるんですけども、そういった状況でないときに公表をするのはですね公職選挙法上も抵触しないというような県選管あるいは総務省の見解って言うのがございます。そういったところでぜひ、みんなの物にマニフェストをしていただきたいなというふうに思っておりますし、総合計画なんかも、もっともっと身近なところにおいていただけたらどうかなというふうに思います。ひとつは、たとえば公立の図書館、或いは皆さんが集まるところの病院の待合室とか歯医者さんの待合室とか床屋さんの待合室の椅子の近くとか、いろんなところに人って集まります。見る見ないじゃなくて、そういったところにですね総合計画とか、いろんな市の政策に触れる機会っていうそのチャンスっていうのをぜひ増やしていただきたいなというふうに思ってるんですね、ぜひこういう部分につきましては、まだまだ改善の余地があるのではないかなというふうに私どものほうで考えておりますのでぜひ、お取り組みをいただけたらなと思っております。
次どの程度実行できているかということなんですが、どのように取り組んでいるかということですね(※スライド11)。後ろの方見えにくいかもしれません。字が書いてあるのは、市長のマニフェストの公約を簡単に書き出したものです。すべてではないんです、すべてではありません、何を書いてるかといいますと、市長の今の34項目ですかの中から具体的に書かれてると思われるものをですね、書き出してみました。たとえば、3年間で自主防災組織率を75パーセントにします。ものすごい具体的でよくわかります。こういったものを中心に書き出してみました。つまり私たちが見るときには、なにをどの程度やりますというふうなお示しがないとですね、じゃあこれ何をどれくらいやったかっていうことも、逆に見れないっていうことなんですね。一番いいマニフェストの書き方としましては、これですね、3年間で組織率75パーセントにします。こういった具体的な75パーセントって書いてるので、現時点は48.52パーセントっていうお話がございました。ということは、まだまだ75パーセントの途中ではございますけれども今の説明を聞いておりましたら非常に合併前に比べると進捗率は非常に高いと、今後達成度って言うとまだまだ、道半ばではございますけども、あと約30パーセントですね、30パーセント上げるために今後どうすればいいかということが具体的に考えられるということになります。なので具体的なこういった数値を掲げていただくことがですね、市民の方にとっても政策がわかりやすく把握ができるということになります。なので、具体的なできるだけ書かれていることを取り出してみますと、ほとんど丸ですね。ですから、現時点のマニフェストの俵市長の中間評価をさせていただきますと、マニフェストの進捗状況としては非常にいいマニフェストの進捗状況だといえると思います。しかし何パーセントっていうことになりますと、具体的な数値で表されているのが非常に少ないものですから全体が何パーセントっていうことは我々は確認をすることができませんでした。ですので、今後ですね残り1年半ぐらいの任期がございますが、更にそのマニフェストのバージョンアップって言うんですかね、進化版っていうんですかねそういったものを、残りのたとえば1年半でここまでもっていきますとかですね、そういった数値目標を掲げられるものについてはできるだけ、数値を掲げていただきたいなというふうに私どもの方ではご提案をさせていただきというふうに思います。
もうひとつマニフェストの見方でお話をさせていただきました、三好市をどのようにしたいのか、何を大切にしながら目的を達成するのか、その手順はというようなお話をさせていただきました(※スライド12)

※スライド10


※スライド11



※スライド12

今の市長のマニフェストを置き換えてみますとこういうことなんですね(※スライド13)、文化あふれる交流と定住の三好市を作るために、やっぱり文化あふれるようなことを大切にしなければいけない、人々の交流を大切にしなければいけない、定住、安心して済めるっていうところも大切にしなければいけないということをふまえながら、それぞれの政策っていうのがございました(※スライド14)。これでマニフェストと市長が説明いただいたところの直結するといいますか、リンクするといいますか、繋がりましたでしょうか。そういったところをですね、ご説明いただいたんですね。なので、市長が今これを取り組んでいる、これを取り組んだ結果、将来の三好市っていうのは、こういう文化あふれる定住の町、こういう実現に向けてですね今進んでいってますよっていうことなんです、そのために今こういう政策をやってますということなんですね。そこを今皆さん方に御理解いただけたらいいなっていうふうに思っております。
ちょっとですね現状を見ていただきたいなと思います(※スライド15)。三好市の行政の職員数っていう数字なんですね、これはですね、三好市を取り巻く近隣の市町を集めてみました。人口は今年の9月末もしくは10月1日の人口をあらわしています。職員数っていうのはこれは人口の時期と異なるんですけども平成19年4月1日現在って資料がですねどこの市も発表しておりますので、そこから抜き出しました。たとえば三好市の647人って言う数字はですね、これは公営企業っていうんですかね、例えば病院であったりとか或いは、癒しの里であったりとか、といったいわゆる役場とは違うところで、だけど市が運営しているそういったところに組織されている職員数ですね、実際に559っていうのは行政の教育委員会も含めた職員でございます。そういったところで見ると職員一人当たりの人口ですね、なので三好市は市民58人に1人職員がいるって言うことなんです。一番多い観音寺市を見ると市民146人に対して職員が1人いるということになります。先ほどの市長の説明では、もっともっと職員の数も減っておりますし、計算すると63.いくつに1人となるんです。そうしますと大体美馬市と同じぐらいにはなってくるんですけども、それでもまだまだよその自治体に比べると三好市っていうのは職員数が多いんだなということが数値的に解ります。じゃあ職員数を減らせばいいのかって言うことなんですね、職員数をじゃあ減らせばいいじゃないかということなんですけども、今行政がやっている仕事で職員数を減らすって言うことは今行政がやっている仕事をそのままにするならば、じゃあ誰がやるのかっていうことなんですね、その減ったところを、それはじゃあ市民の方がやるんでしょうか、或いは民間に委託をして民間がやるんでしょうか、もしくは職員1人がですね、もっと手広く仕事を持ってやるんでしょうかということになってきます。アメリカの大統領選挙がありました、オバマさんが当選しまして、アメリカの建て直し、今までのブッシュ政権のやり直しっていうことがいわれています。大きな政府を目指すだろうというふうにいわれています。つまり大きな政府って言うのはいろんな地域のことをですね、行政が大体やってしまおうってことなんです。どちらかというと三好市は50人に1人職員がいますので、市民に対しては非常に手厚いケアができて、行政サービスが行き届いているというふうに見ることも実はできます。これをどんどん職員を減らして行くと100人に1人ということになると、行政サービスが今までどおりできるのかって言うことにもなってくるんですね、なので三好市っていうのはじゃあさっき言いました、どういった街を目指しているのかということ、それについて職員数の適正な数って言うのはどうなのかっていうことなんですね、市長の説明では合併のときに6人やめたら1人雇いますっていうことを決めたので、それでやってますってことなんですね、現在はそれで来ています、果たしてそれで本当にいいのかなというところも実は疑問に持っています。三好市がどういう市を目指すのかによって、ひょっとしたら6人やめたら1人雇いますっていう決まり決まった方式で採用するのでなくて何をするのかによって極端に減らすところはあるでしょうし、或いは逆に増やすこともありうるかもしれません、なので三好市が目指す方向によってこの職員の数って言うのも今後変わってくるのではないかと、つまり6人に1人という合併のときに決まったっていうことなんですけども、なかなかそれをすぐ変えるって言うことは難しいと思いますが、果たしてそのままでいいのかな、というような疑問はこれを見ていると思います。

※スライド13


※スライド14



※スライド15

それともうひとつ財政の話ですね(※スライド16)、平成19年度決算て言うのがこの9月議会で各市ともに決議をされました。今ホームページ上とかいろんなところで公表されているところだけ抜いてきました。三好市っていうのは、大体こんな感じです、自分のところの収入っていうのは20パーセントぐらいなんですね、美馬市だとよく似ています。東みよし町だと27パーセントぐらいあります。これは平成19年度の決算ですね、こういったところで、非常に財政力、自分のところのいわゆる収入、この残りの80パーセントは国とか県とかいろんなところから、お金を頂いて運営している状況だということなんです。なのでこの予算規模をですね253億円ぐらい大体三好市って年間の予算があるんです、阿波市は212億円なので阿波市よりも19年に限っては、三好市のほうがお金の額が大きかったんです、ところが阿波市のほうが自分のところでまかなえるお金っていうのは持っているっていうことなんですね。元々の分母が違いますので一概には言えないのですが予算が9億円ぐらい多いということになります。そう言った厳しい三好市でもあるということなんです。
もうひとつは、今日市長の方から話もありましたけど、市報みよしって皆さんご家庭にお配りされていると思います(※スライド17)。この市報みよしご覧になりましたでしょうか、平成19年度の会計この内容が載っています。

※スライド16


※スライド17

それの2ページを開けてみてもらえますか、この市報みよしの2ページにこんなことを書いていただいてるんですね、決算を市民一人当たりにすると、市民一人当たり三好市は75万円使ってます、この75万円の内訳って言うのは社会福祉のためとか、保健衛生のためとか、書いていただいてるんですね、これをちょっと取り上げてみました、平成19年度今月号の市報に書かれている内容でございます、そうするとですね、今紹介したのが平成19年度の各項目について1人あたりに使われた予算の額です、昨年平成18年度の市報みよし、これに掲載されていた数字っていうのは、こちらでございました。これは単年度比較なので統計というまでは決していかないんです、その年年の事情がございますけれども、比較をするとですね、増えてるところ、逆に減ってるところというのが昨年の数値を比べるとこういう結果になるんですね、全体としては一人あたりに対して、使ったお金って言うのは増えています。どこが極端に増えてるのかということなんですが、その他の生活向上に約一人当たり15000円増えました、これ何が増えたかって言うと、例えばケーブルテレビの事業とかですね、情報インフラ整備の事業そういったものに特に割り当てられてるって事が大きいと思います。それから借金返済、先ほどの市長の話にもございました、やっぱり合併当初ものすごい借金があったということなので、借金返済も増えています。どこが減ったか、一番減ったのは産業振興にかけたお金っていうのが減りました、もう一つは市道の整備など、いわゆる道路整備、建設工事ですね、産業振興とか、こういった道路整備とかというところに平成19年度は平成18年度に比べると減ったということにも見えます。こういう様にですね見ていきましても、非常に市の財政って言うのが厳しいんだなって言うことがよくわかります。やっぱり情報インフラ整備って言うのは絶対やらなければいけない事業です。ところが借金も返さなければいけないので、削るところは、こういうところを削らなくてはいけない、社会福祉の方とか保健とか衛生なかなか削れません。なのでこういったところが、うかがえる数値だなというふうに思います。
これは皆様も肌で感じられている人口の移り変わりですね(※スライド18)、平成18年の3月の時点から今年の9月末これまでの人口を見てみました、平成18年から19年に掛けて2.8パーセントの人口が減っています、19年から20年に掛けて2.3パーセントの人口が減りましたこのペースでいくと大体平均して2.5パーセントぐらい人口が減って行くんですね三好市は、このままで行くとですよ。
転入者と転出者っていうのも見てみました(※スライド19)、こうやって見ると、圧倒的に出て行かれた方のほうが、毎月多いということがいえると思います。なかなか定住に結びついていないんだなということが解ります。

※スライド18

※スライド19

もう一つ出生者と死亡者の数ですね(※スライド20)、大体ですね10人から20人の間毎月三好市では赤ちゃんが誕生しています、それに引き換えですね毎月ですね大体平均すると50人前後でしょうか、それぐらいの方がお亡くなりになられてるということなんですね、ここでも自然減少というんですかね、自然に減少しているということが言えます。
じゃあ将来の三好市はどうなんだろうということなんですけども(※スライド21)、市の総合計画、先ほども書いておりました、あれとは別にですね私なりに更に計算をしてみました、さっき言った人口の減少の比率ですね、今後仮に毎年2.5パーセント平均で今の状態から減って行くとどうなるか、平成29年3月には、3月末にはですね2万6000人ぐらいまで、今のままだったらですよ減るという恐れがあります。そこで今、市では一生懸命食い止めなければいけないということで目標をですね、この時点平成29年には3万人の人口を維持するということで今市長が言われました政策であったり、或いは今後取り組む政策っていうのをやろうとしてるんですね、ですから、今どんどん減っていってる人口が、今のままですと平成24年ぐらいには、3万人を割ってしまう恐れがあります。ひょっとすると割るかもしれませんが、今やっている政策が功を奏して今後回復をするという見込みもあるわけです。もしくは今やってる政策が今から成果が出てきて今後人口が横ばい、或いは若干微増になることも考えられる訳で御座います。

※スライド20

※スライド21

なので今市長から説明を頂いた、例えば中心市街地の活性化であったりとか、或いは産業の創出であったりとかが必要になってくるわけなんです。ということで船井電機の跡地の利用であったり或いはアクセス道の充実であったりそれから情報インフラ整備の充実であったり、或いは住みやすさということでは、高齢者向け、子育て世代の方向け、子供向けっていうようなこともですねやっぱり取り組んで行かなければならないということになります。

まとめです、マニフェストの中間検証といたしましては、非常に俵市長の取り組みが真摯でよく細微に渡って取り組まれているという状況がよくわかりました。しかし具体的にじゃあどういうところまで、進んでいてその成果はどうなのかというところをですね、今度どんどん市民の方と距離感を近めていって、それをみんなで共有しあうということが必要だというふうに思います。行政と市民の距離が遠いっていうのは、行政が何をやっているのかわからないとかですね、よく聞かれるのはそういう声なんです、そこをですねぜひ打開をしていただきたいなと思っています。情報公開というお話が御座いましたが、今はですね創発というそういう時代なんです。情報公開って言うのは積極的な情報公開もあれば、消極的な情報公開もあるわけなんです、いわれてから出すよって言う情報公開もあれば、こっちからどんどんオープンにしていくっていう情報公開もあります、その積極さ、消極さによってぜんぜん中身は違ってくるんですね、ぜひ積極的な情報公開って言うのは当然必要なんですけども、今はですね情報を共有するって言うそういう時代です。なので先ほどもいいましたように、市の情報っていうのが行政に行かないと入手ができないとか、ホームページを見ないと入手ができないとか、或いは家に配布されてくるものだけとかですね、そういうことではなくて、さっき言いましたようにいろんな人が集まるところ、或いは情報が集まるところっていうのは市内全域にいろんなところにあると思いますし、今やってるケーブルテレビ事業そういったものをもっともっと駆使するとですね無限の可能性を情報っていうのは秘めています、なのでみんながですね市の情報に触れ合える機会っていうのをぜひ作っていただきたいと思うのと、もう一つは市民の方もですね、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいなというふうに、参加していただきたいなと思うんです。
一つだけ事例を申し上げさせていただきます、私別の市である団体に呼ばれまして、参加しました。そこへ行きますと子育て世代の保育所の園児を持つお母さん方のグループに呼ばれまして行ったんです、何を言われたかといいますと保育所のカーテンがぼろぼろになりました。ぼろぼろになったので市のほうへカーテンを買い換えてくださいっていうと、予算がないから付けれませんだめですって言われました。どう思いますかっていわれたんですね、どう思います、その保育所の保護者の方がいわれるのは市はどんどん大きな公共事業をやっていますと、予算いっぱい持ってるじゃないかと、なんでカーテンの1枚や2枚、1万とか2万円あれば立派なものが買えるのに何でそのお金が出ないんだろうっていうんですよ、僕はそれは、皆さん方で作ろうとは思わないんですかって言ったんですね、なぜそういうことを言ったかというとですね、1万円2万円買えばそりゃあいいカーテン買えると思いますよ思いますけど、でも何でもかんでも行政に頼ると行政は今こういう状態で、そこの自治体も財政が非常に厳しいので雪だるま式にお金って出て行くじゃないですかと、そうじゃなくて、1年に1日ぐらい保護者の方が例えば日曜日とかに集まって、自分達の衣服とか着なくなった布切れとか、そういうのを持ち寄ればパッチワークでかわいいカーテンをお母さん方作られたらどうですかと、それを1年に1回のその保育所の行事にすればですね、それはその保育園の文化になって行くわけなんですね、よっぽどそういう方が子供たちにとって愛情もないでしょうかという話をさせていただいたんですね、そのときあまり反応はよくわからなかったんですけども、その後その保護者の方がどうされたのかはちょっとわかりませんが、やっぱりですねそういうところも市民の方もぜひ、こういう会に参加をして行政の実態もよくご存知いただけたけたと思いますが、こういうところをぜひ自分の中に情報も入れてそしてこの
創発ですね、行政も例えば中心市街地これだけの事をやりますと市長もいわれてます、市民もですね私たちもこれだけやりましょうとなると、今まで予想もしなかったようなことができると思われてるんですね、行政だけがやると行政の力だけでしかできませんが、市民と行政が一緒になってやると2つのパワーが、かける何倍にもなるという創発のエネルギー、これをですね是非三好市の中でもおつくり頂きたいなというふうに思っています。こういったまじめな会って言うのは徳島県下でも非常にまだまだ数が少ないです、三好市の取り組みって言うのは、本当に珍しい今日の取り組みだったと思います。今日こういったところでコーディネーターをさせていただきまして、時間が延びてしまいまして申し訳御座いませんでしたけれども、遅くまでお付き合いを頂きましてありがとうございました。また俵市長には長時間にわたりまして、ご参加を頂いて本当にありがとうございます。また今日こういった機会をですね、市民の方個人ではどうしてもこんなことできませんけれども、こういった場を作っていただいた、阿波池田JCの方、それから三好市役所の皆様方ですね、そして今日参加された市民の皆さん、こういった官民一体の会がですね、今後も三好市に大きな成果をもたらせることを祈念をいたしております。長くなりましたけれどもこれで総評に変えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。




【司会】ありがとうございました。それで最後に俵市長のほうから一言お願いいたします。


【市長】はい、ありがとうございました。最後に中村さんから総括をしていただいたわけなんですが、中村さんも十分ご承知の上でお話になってると思いますが、いろんな規制や指導の元で新しい三好市を作っていこうというそういう考え方で取り組んでおります。そこで職員数が多いとか少ないとかですね、住民に対する職員数の数であるとか、いうようなことは当然その数値で出てくるわけですけども、自治体が小さければ小さいほど職員数が増えてくるっていうのは当たり前のことでありましてですね、国のさまざまな施策を住民のために実施をするためには、それ相当の予算と職員が要るわけでありまして、その小さい自治体が加わって三好市が出現をしているというような現状を十分皆様にも御承知を頂きたいなとあえてここでですね、誤解を生んでは困るなというふうな感じがしました。
また財政的な問題につきましてもですね、過疎町村は皆様の税金で予算ていうのは2割です。これがですね、県下でもですね非常に厳しい実質財源比率といいますが、自らの財源でまかなえる予算ていうのはわずかである、本来ならば4割5割という様にですね自らのお金で、自らの地域の施策を展開するのが理想でありますけどもそれができない、そこで交付税という制度があってですね、財政が少ないところへ応援をしよう、また自治体同士のでこぼこをできるだけ平準化して、全国で全国民の皆さんが同じように快適な、文化的な生活を送れるようにしていきたいというような財政調整的な制度というものがあってですね、私ども三好市に取りましては、過疎町村6町が非常に国や県の財政支援を受けて今日があるということが一つございます。もう一つは人口の問題でありますけども、これは全国減少傾向でありましてご承知のように徳島県も80万人を割って全国でも最下位になって、まあワースト1に近い状況が今続いておるわけでありましてそういう中で県下でも三好市は人口減少ワースト1です、1番人口の減少率が高い地域でそれは山間僻地、過疎地とさまざまな要因があるわけでありますが、そういうようないろんな厳しい状況の中で、先ほど私がマニフェストで申し上げましたように、職員が血眼になって、市民の皆さんのご理解とご参加を頂いてさまざまな施策に今取り組んでおります。ほんとに私は自分の部下を褒めるわけでもなんでもないという、そういう意味ではないんですが職員のみんなに感謝をしながらですね、6ヶ町村という集合体がですね新しい三好市の建設に今その胎動が始まったというふうな実感を持ってですね感謝をしてるところでございます。全国の自治体の中で我が三好市のさまざまな指数というのは非常に悪い、厳しい状況であります、借金金額も大きい、これは借金をしなければ6ヶ町村やってこれなかったという現状があるわけであります。そのために借金をしたからこそ今の社会基盤が整ってきたと、そういう状況に私は冒頭申し上げましたように目を背けちゃいけない、しっかりと見てですね、そして改革と発展とに取り組んで行かなければいけないとこの様に考えております。ぜひとも私の公約の市民参加ということを市民の皆さんの理解と協力と自らの行動、責任と権利は同じなんです。権利ばっかりを振りかざさないようなそういう三好市作りを皆さんと一緒になって作っていきたい、このように考えておりますのでどうか御協力を宜しくお願いを申し上げます。最後になりますが本会を開催していただきました青年会議所の面々の皆様に心から敬意と感謝を申し上げます、皆様のような若い人たちが自ら地域づくりのために今後とも大いにご活躍いただきますようにご期待を申し上げ御礼のご挨拶とさせていただきます。また中村様には、いろんな研究やまた他の地域の事例を積極的にご披露いただきまして、ご指導いただきましたことを合わせて感謝申し上げまして私の御礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。



【司会】俵市長、中村様ありがとうございました。では御降壇ください。最後になりますが、(社)阿波池田青年会議所 副理事長 松浦 明人より謝辞を申し上げます。


【副理事長:松浦明人】閉会に際しまして、主催者を代表いたしまして一言御礼の言葉を述べさせていただきたいと思います。まずもって本日この趣旨を御理解いただきまして、会の準備段階から本日に至るまでご指導或いは、御協力を賜りました、中村先生本当にありがとうございました。また同じく本会の趣旨を御理解いただきまして快く御参加或いは、資料の提示などを全面的に頂きました俵市長本当にありがとうございました。また何より本会に際しましてご案内を申し上げましたところ、この様なたくさんの方においでいただきました事に、本当に感謝を申し上げるものであります。我々青年会議所は全世界に22万人、日本全国に4万有余人の会員を有してまちづくりのため或いは青少年健全育成或いは地域環境貢献活動など、さまざまな運動を展開する団体でございます。その中で近年注力しておりますのが本日開催させていただきましたマニフェストに関する分野でございます。まちづくりには何よりも住民参加型の政策或いは行政との直接的な関わりを持ち関心を持つことが最も重要であるというふうに考えながら我々活動して参っております、今後ともこの様な活動を続けてまいる決意をしております。また来年以降もこういった活動を続けていきたいなと思っております。
どうか皆様御理解いただきまして今後ともご指導或いはご参画賜りますようお願い申し上げ、最後になりましたが関係するすべての方々に心よりの感謝を申し上げて御礼の言葉と変えさせていただきます。本日は本当にありがとうございました。


【司会】以上を持ちまして、社団法人阿波池田青年会議所 主催 三好市長マニフェスト中間検証大会を閉会いたします。



以上





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