事業報告
2011201020092008
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山間地に住む高齢者や障害者の交通手段を確保します。

【市長】公約3は2項目ございます(※スライド17)。山間地に住む高齢者や障害者の交通手段を確保しますとしております。これは公共交通手段の少ない山間地域に住む高齢者や障害者に対しまして市内のどこに住んでいても安心して、お医者さんに行ったり買い物ができるように支援をするというものであります。
公約3の1では(※スライド18)、辺地地区等タクシー利用助成事業は条件の整うところから実施し、平成21年度までに全市域での実施を目指しますというものでしたが、すでに平成20年8月1日より市内全域で実施をしており、したがいまして進捗状況も完了という形になっています。星5つということにいたしております。この助成事業は具体的にお話申し上げますと公共交通手段のない山間地域いわゆる僻地地区でございますが、そこに住む65歳以上の高齢者や障害者手帳を持っておる障害者が安心して通院したり買い物ができ、そして三好市内の人々が行き交うことができるような、タクシーを利用している人達に助成をするというようなことでございます。利用対象区間が自宅から近くのバス停留所まで、公共交通機関までの距離ということで、その間が2キロメートル以上ある場合に助成することができます。助成額はタクシー代金の半額を助成して年間は48回と交付上限額を定めておりまして、高齢者や障害者が安心して生活できるまちづくりを進めるということにいたしております。たとえば三野町の山の上に大屋敷というところがありますが、そこでありますと助成額が700円、年間交付上限額が67200円というようにして、井川町の里川の西といいますと1回が600円、東祖谷の高野、腕山から見えるところですが1回当たり600円とこれぐらいの金額を助成しておるところであります。平成19年のタクシー利用券の発行額が8160000円となっております。このタクシー助成事業につきましての申請や私の地区がぜひ該当するというようなお問い合わせもありましたらですねぜひ本庁の1階にあります長寿福祉課へまた総合支所にあります市民課のほうへお問い合わせいただきますとおおいに活用いただけると思っております。
次に公約3の2(※スライド19)の通院の定期運行は19年度から試行し必要な地域への実施を順次進めますということについてでありますが、これは高齢化率の高い交通手段の確保が難しい地域にはバスの定期運行を考えて行きたいという公約でございます。昨年の4月から平成19年4月からが飛び地になっております三野町と池田町を結ぶ定期バスを運行いたしました。また池田町漆川と山を越したちょうど山の裏側の井川町井内西地区において平成20年度の3月これは試行ということで1ヶ月間、試験運転を行なったところでございます。平成20年度以降はどのように進めるかということですが、先ほどの公約でもお話申し上げましたように交通手段の確保が難しい高齢者につきましては、タクシーの助成制度がございます、また自ら実施をしている地域もございます、たとえばこれはどういう事かと言いますと、高齢者の皆さんが一人で1台のタクシーを利用するんじゃなくて、お互いに呼びかけて1台のタクシーを複数の人たちで利用する、同じ運賃でございますのでそれを3人ならば3回分というような使い方もできるわけであります。集団で利用しているということでこの様なことから、平成20年度につきましては、どのような方向で推進するのがいいか、たとえばデマンドバスという最近では電話で予約してきてもらう、そういうようなことも活用を視野に入れながら1年間かけまして試行研究をしていくことにしております。公約3については以上であります。



※スライド17


※スライド18


※スライド19



【コーディネーター】はい。ありがとうございました。公約4はですね、子育て支援これについての政策でございます。公約4につきまして、それでは市長のほうから説明お願いいたします。


子供の安全を確保し、働くお父さんやお母さんを応援します。

【市長】公約4では(※スライド20)、子供の安全を確保し、働くお父さんやお母さんを応援しますとし、お父さんやお母さんが安心して子供をあずけられる環境を整備することを公約に掲げております。
(55分)まず4の1の保育所につきましては、保育所における保育時間の延長、土曜保育の拡充などをおこないますとし、進捗状況は計画以上に整備が進んでいる状況であります(※スライド21)。現在三好市では10箇所の公立保育所、2箇所の私立の認可保育所、合計12箇所の保育所がございます。まず平日の保育時間の延長につきましては、開所時刻や閉所時刻に多少の違いはあるもののすべての保育所で通常時刻より早く開所し、遅く園児を保育しておる状況になっており合併前に比べ相当の拡充を図っております。次に土曜保育の拡充ですが、まず土曜保育につきましては、全保育所で実施をしている状況です。次に保育料のことですが、三好市の保育料は国の基準より安く設定をいたしております。合併のときに6カ町村長で思い切って下げようという約束で下げました。3人目4人目の子供を抱えるお父さん、お母さんにとっては保育料も大きな負担となり問題となっているところです。したがいまして今後におきましても全体の減免額の底上げなどを検討し、お父さんやお母さんを応援していきたいと考えております。
次は、公約4の2の(※スライド22)幼稚園における午後保育を全市的に午後6時までできるようにします。また必要に応じて夏休みなど長期休暇期間中の預り保育も実施しますということですが、現在三好市には17の幼稚園がございます、旧池田町の全7園ついては希望者について午後6時までの午後保育を実施しておりまして、夏休みや冬休みの長期休暇期間中にも預り保育につきましても池田幼稚園や白地幼稚園へ希望者の園児を集めまして実施をしている。全幼稚園ではあまりにも効率が悪いということでこの2園をですね集中的に開園しましてこちらへ来ていただいてお預かりをしているということであります。旧池田町以外の町村におきましても午後2時または午後3時まで開園しているところや、幼稚園で対応できないところにつきましては、この後の公約に出てまいりますけども放課後児童クラブや放課後児童教室で対応するなど保護者のさまざまな要望にこたえながら、安心して預けていただけるような環境を整えております。この様なことから進捗状況も計画以上に前倒しをして進んでおりますのでご理解を頂きたいと思います。今後におきましては、幼稚園や保育所においても少子化による園児数等の現象が予想されることから幼稚園保育所の一体化教育を推進して行く必要があると考えております。市民の利便性を考慮しつつ、また就学前の教育施設として保育・教育機能を低下させることなく、放課後児童クラブなどを含めまして総合的な見地から子育て支援を検討することにいたしております。
次に公約4の3では(※スライド23)、小学校の空き教室を利用した放課後児童クラブの設置を順次進め、放課後や夏休みに安全に暮らせる場所を確保しますとしております。平成19年におきましては山城町の政友地区と池田町箸蔵地区におきまして児童クラブを開設し、平成20年度には池田町放課後児童クラブを国の基準に合わせて分割をいたしました。現在三好市内におきましては、11箇所の放課後児童クラブが設置をされております。この施設では、概ね小学校3年生以下の児童たちが利用して、放課後において楽しみながら、安全にすごしておりまして平均の児童登録数は、477人を数えております。放課後児童クラブにつきましては、地元のそれぞれの地域の実情もございますので、地元にニーズに合わせまして幼稚園や小学校4年生から6年生の児童にも開放しているところもございます。また市内では小学生を対象とした放課後子供教室も、市内5箇所で開設をし、親子ふれあい教室や昔遊び教室、スポーツ交流などをおこなって安心してすごせる場所の提供をいたしております。一般の方については放課後児童クラブだとか言う区別がつきづらいかと思います文部省だとか厚生労働省それぞれ役所によって違う事業実施をしておりますので、三好市にとりましては財政的には負担も少なく、そしてより子供たちが利用しやすい、また親御さんが安心をして子供たちを預ってもらえる施設というものを念がけて作っているところでございます。今後におきましては、教育進行計画も見ながら放課後児童クラブなどの適正な配置を推進してまいりたい、この様に考えております。
次に公約の4の4(※スライド24)三好市子供健全育成プログラム検討委員会を、これは仮称でございますが18年度中に立ち上げ1年間を目処に三好市が目指す子供健全育成の方向を確立しますとしておりますが、この進捗状況が計画より遅れております。平成19年5月には子供健全育成調整会議を開催をいたしました。そしてまた職員研修も実施をいたしました。平成20年度からは、この公約項目と内容が一致する三好市次世代育成支援行動計画がスタートしこの行動計画の策定のため委員会を今年度中に設置をすることにいたしております。この委員会におきましては就学家庭に対しまして、子育てに関するニーズ調査を行ないどういう要望があるかを検証し今後の三好市が目指す、子供健全育成の方向性を確立していきたい、この様に考えております。
ここでマニフェストとは多少離れておりますが、子育て支援センターについて簡単にご説明をさせていただきたいと思います(※スライド25)(※スライド25)。この子育て支援センターは、今年の4月1日に池田町シンマチの旧児童館で開設をし子供の健やかな成長を支援するために、親子が気軽にそしてまた自由に利用できる交流の場の提供、子育てに不安のお持ちのお母さんや親子に対する相談なども実施しているところでございます。またこの施設の利用期間は、月・水・金の週3日間でございますが半年間で1800人ご利用を頂いております。子育て家庭の抱える母親の孤立感、また育児不安の軽減などを図るとともに地域での育児にゆとりを持って楽しめる環境を整備していきますので、ぜひご利用いただきたいと思います。公約4については以上であります。




※スライド20



※スライド21



※スライド22



※スライド23



※スライド24



※スライド25




(公約5)
【コーディネーター】はい、それでは続きまして公約5の生活基盤の充実ですね、これらの政策についての説明をお願いいたしたいと思います。宜しくお願いいたします。


住み続けたい三好市のための生活基盤の充実を行います。

【市長】公約5につきましては、誰もが住み続けたい、住んでみたいまちづくりを目指しまして、住み続けたい三好市のための生活基盤の充実を行ないますといたしております(※スライド26)
まず公約5の1では(※スライド27)、三好市内の国道や県道・市道・農林道の整備は都市部に比べましてまだまだ遅れている状況から国・県と協力しながら、これまで各地域で行なってきた道路行政などの生活基盤の拡充に取り組みそして切れ目のないような基盤整備を進めてまいりたいといたしております。
三好市の道路整備が遅れている現状から高速道路や国道・県道及び主要地方道の整備、また県単独事業の農林道の整備につきましても積極的に国や県へ陳情活動や要望活動を継続をして実施をし道路特定財源の暫定税率の維持確保のためにを全力を尽くして予算を確保しているところでございます(※スライド28)。しかし県などの地方の財政が非常に厳しいことから国道や県道などの公共事業費などを増やしましても地方負担ができないということから事業ができないことや農林道の県単独事業につきましてもほとんど予算がつかないという状況が今日生まれていることも事実でございます。この様な状況におきましても三好市における道路等の整備は、生活に欠かせない必要不可欠なものと考えておりまして、厳しい財政状況ではございますが、できる限り予算を確保している状況であります。
合併した年度、平成17年度の普通建設事業費が90億円あまりとなっております(※スライド29)、合併に伴います6つの総合支所を結ぶ事業とかですね、さまざまな事務事業を統合する電算事業がございました。また庁舎のあとの改築事業、或いは合併前に旧町村が計画をしていた観光施設とかであったりですね学校施設などの改築事業などに多額の経費を要したことでありまして、ある意味では異常に多い普通建設費となっております。それに比べますと三好市になってからの平成19年度の普通建設事業費が43億7000万円という額が少なく感じるかもしれませんが、人口規模とか産業構造が似ている類似団体と比較いたしますと一人当たりの普通建設費は1.8倍の額を確保しておることから依然として厳しい財政状況ですのでご理解をいただけるのではないかと思っております。また平成17年度の土木の公共事業費が21億6000万円、平成19年度の同事業費が16億4000万円と減っております。今後におきましても国などの補助事業とか交付金事業などを活用できる事業はないかなど少ない一般財源で少しでも多くの事業費が確保できるような施策を展開していきたいと考えておりますので宜しくお願いをいたします。
次に公約5の2(※スライド30)の18年度中には全小中学校をはじめほとんどの公共施設まで光ケーブルを張り巡らせ19年度以降ケーブルテレビ事業を全市域に拡大できるよう基礎を作ります、このことについては最初の公約、全小中学校や集会所なでの公共施設までの情報網の整備につきましては、平成18年度に完成をさせました、地域公共ネットワークという事業であります、いろんなシステムが構築されております、いくつかを紹介いたしますと、ひとつには学校教育ネットワークの運用です。市内すべての小中学校を光ケーブルで結びまして、高速のインターネット環境を実現いたしますとともに、児童、生徒を有害なサイトから守るシステムこういうものを築いたところであります。また防災行政無線の接続でこの公共ネットワークの整備により消防本部から一括運用を可能にして災害発生時の周知をこれまで異常に迅速に行なえるようにいたしました。その他防災箇所9箇所・観光地の10箇所にライブカメラを設置をいたしまして情報提供や本庁と総合支所間のテレビ会議なども行なっているところであります。毎月一回の庁議にこのテレビ会議を通じまして書く総合支所と本庁で会議を行なっております。次にケーブルテレビ事業についてでございますが、この事業につきましても1年前倒しの平成20年度の来年の3月までには全市域内で整備が終わることになりました。この様なことから進捗状況も、計画以上といたしております。
この事業の完成によりまして、どのご家庭におきましても画面の鮮明なきれいで安定した画像でテレビ画面が見られ、地上デジタル放送や再送信にも対応できる環境が整いました(※スライド31)。長くお待たせしました、区域外岡山高松の放送もですね10月からデジタルテレビで見れるようになったと思います。その他地域のイベントや市議会の中継なども見えるコミュニティー番組、また災害の発生をお知らせするような緊急時の一斉放送などを聴く音声告知放送も備わっておりますし、加入者同士が通話料が無料で利用できるIP電話も設置をされているところであります。またオプションでございますけども多チャンネル放送を見たいという方またインターネットも安い料金でつなぐことができます。この情報網を活用しまして、防災対策の推進や地域活性化コミュニティー作りに活かしていきたいと思いますので今後とも皆様の御協力を宜しくお願いいたします。明日からいよいよICT未来2008IN徳島が開催をされます、明日はアスティ徳島で開所式9日には当三好市におきまして閉会式があります、そこへ県知事もご出席いただきますし、また本会場で開かれますコンサートにつきましてもライブで本会場のアスティ徳島で放送していただくというような試み、宇宙衛星室と交流をしたりアメリカのダルズ市とテレビ会談をしたりと、盛りだくさんなイベントを予定しておりますので皆さんの積極的な御参加を宜しくお願いをいたします。また福祉とか医療にですね積極的にこの情報機関整備を活用してまいりたいということ、また全国で2箇所でありますが携帯電話の実証実験をこの三好市が、京丹後とならんで国の事業認可を頂きました。今しっかりとその対策を取り組んでいるところでございます。
次に公約5の3では(※スライド32)上水道の普及拡大を行い、新たな水源を確保するとともに、安全で美味しい飲料水をより広範囲な地域へ安定的に供給できることを目指しますとしておりまして各種事業を展開しております。まず上水道事業でございますが、明治1年3月に池田町上水道として全国で12番目、四国で最初の水道事業として創設をされ今年で100年目を迎えるにあたりまして市民の皆様には記念誌を発行しお知らせを申し上げたところでございます。上水道事業は創設から今日まで給水区域の拡大や施設の改良など実施をしながら事業経営を行なっております。
上水道第11期拡張事業の竣工によりまして池田町の新山地区、白地や中西地区が上水道の給水区域となりました(※スライド33)。生活用水の安定供給も可能になったわけでございます。21年度事業の予定では新規事業として上水道の第12期拡張事業で池田町の西山、対岸のタダヤス、ヤスヒロ地区におきましても、給水地域を拡張事業として、また老朽管の更新事業を継続実施をして、正常で豊富な生活用水の安定供給を行なってまいりたいと考えております。次に簡易水道事業につきましては、平成18年度から21年度までの継続事業で山城町の川口と小久保簡易給水地域の拡張事業、三野町におきましては三野簡易水道の改良事業を実施をしておりまして水道の普及拡大と安全良質な水道水の安定供給を行なってまいります。今後の課題でございますが国の方針で三好市全体の簡易水道事業17事業と飲料水供給施設事業というのが8施設ございますが、これを平成28年度までに上水道事業と統合する必要がございます。平成21年度まで統合整備計画の策定をいたしまして統合整備事業の実施と水道料金の一元化を図るべき事業の広域化を図ってまいりたいと考えております。次に山間地域におきます水道未普及地域解消対策でございますが、非常に深刻な状況がございます。東祖谷は水道普及率わずか4パーセント、簡易水道一部落しかございません、西祖谷も約20パーセントというようなことで、この東西祖谷の重清とかミョウジ・中上というようなところを現在調査を進めておりますが地域住民の皆様と協同で新たな水源を確保することにより、施設を整備し水道普及率と公衆衛生の改善を目指していきたい、どこに住んでいても安心して安全な水が飲めるようにしていきたいと思っておりますが、今までの事業でしたらとても実現が難しい、新しい考え方地域に根ざした考え方をですねこれから創設をして取り組んでいきたいというふうに考えております。公約5は以上であります。


※スライド26



※スライド27




※スライド28



※スライド29



※スライド30



※スライド31







※スライド32



※スライド33



(公約6)
【コーディネーター】ではですね、次の三好市の広大な資源であります山間部ですね、この農林業についての政策をご説明いただきたいと思います。宜しくお願いいたします。



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